長期優良住宅をくわしく知る ③省エネルギー性編

『長期優良住宅をくわしく知る』の第3回目は「省エネルギー性」に関してお話ししていきましょう。

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目次

1. はじめに

前回テーマとしてブログに取り上げた、耐震性とともに2022年(令和4年)10月に認定基準が改正された際、「省エネルギー性」は、断熱等性能等級が等級5かつ新たに設定された一次エネルギー消費量等級が等級6のお家でなければ認定を取れません。

省エネルギー性能を示すものさしとして使われている「断熱等性能等級」「一次エネルギー消費量等級」が、それぞれどのようなものか分かりやすくお話ししましょう。

2. 断熱等性能等級

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断熱等性能等級とはお家の断熱性能がどのくらいかを示します。

元々は「エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)」により定められた省エネ基準が反映されており、その内容は制定以降、改正が重ねられています。

さらに近年では国土交通省が制定した「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で、2022年4月に等級5が、同年10月に等級6・7が新たに設けられました。

2024年現在、等級は1~7の7段階あり等級数が大きいほど断熱性が高いことを示し、各等級には必要なUA値(外皮平均熱貫流率)が定められております。

UA値は「室内と外気の熱の出入りのしやすさ」を表したもので建物の内と外の温度差を1度とした時に、建物の内部から外へ逃げる単位時間あたりの熱量を外皮面積で割ることで算出します。

このUA値が小さいほど断熱性能が高いお家ということになります。

また、断熱等性能等級では全国を8つに分けた地域ごとにUA値の基準を設定しています。

タカハシのある京都は「6地域」のため、UA値が0.60(ZEH基準)以下でないと認定基準をクリアできません。ですが、タカハシの超高性能住宅「あかり」は基本的にUA値が0.30以下になるよう設計しておりますので問題はありません。

3. 一次エネルギー消費量等級

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一次エネルギー消費量等級とは、住宅が1年間に消費するエネルギー量を表す基準です。2013年につくられ、設備の省エネ性能を格付けする指標として、現在等級1~6まであります。等級数が大きいほど省エネ性能が高いお家ということになります。

「設計一次エネルギー消費量」÷「基準一次エネルギー消費量」で求められるBEIという数値で等級が決まります。BEIの値が小さいほどエネルギー消費量が少なく、等級は高くなります。

これらの等級を簡単にまとめた図が下のものになります。

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4. まとめ

「断熱等性能等級」では等級5以上、「一次エネルギー消費量等級」では等級6、つまり省エネルギー性に関する項目は最低でもZEH基準相当のお家でなければ長期優良住宅の認定が得られないということです。

ただ、以前よりタカハシではZEH基準は当たり前で、それ以上のスペックを持つ超高性能住宅に特化してきました。

今回の認定基準改正に伴い事務作業は増えましたが、今まで通りの設計で長期優良住宅の認定取得が可能である高品質なお家づくりを続けております。

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【企業理念】

見まもるくらしの提案と想像

釘一本の修繕から、新築・改装などの大きな工事まで、工務店だからこそ出来る
『顔の見える』お仕事を目指し、日々研鑽を積んでおります。

 

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