ウッドショックについて書いてみました

お家を建てる方、建築業の方が大変苦しんでる、、、

ウッドショック。

よくある意見が、

「ウッドショックって、木材だけが値上がりしてるんでしょ?」
「ウッドショックで建物価格が100万上がったんでしょ?」
とか、
「建築価格の1割~2割上がったんでしょ?」

西方先生のブログをご覧ください。
ウッドショックについて書かれています。

\\  クリック  //

↑ 巨匠もこのようにおっしゃっておられます

・・・・・なんで木材だけでこんなに値上がりするの?

・・・・・・なんで工務店によって値上がりの割合が違うの? ?

ネットの情報や、各工務店ブログ等で言っている事がバラバラなので、私なりに色々な工務店さんから意見を聞き、まとめてみました。

まず、

○木の値段の事です。工務店によって
「めちゃくちゃ上がった!」
「うちはそんなに上がってないよ。」

なぜ、同じ工務店なのに意見が違うのか?

以下の理由があります。
・材木屋さんと数ヶ月間の単価を取り決めしている。・・・ですが、急激な値上がりで取り決め単価が崩壊しているとききます。
・材木の値段が高騰しているのは外国産材です。㎥単価が3月から11月現在、構造材や羽柄材が2倍にはなっている。
・国産材は値上がりしてはいるが元々価格が高価なので上がってはいるが㎥単価はそんなに上がっていない。

※㎥単価=材木1㎥の材積の金額です。
例えば柱一本の値段は
㎥単価×材積(0.105m×0.105m×3m)で出てきます。

{工務店により、外国産材か国産材、どちらを主に使っているかで建物原価が変わり、材木の価格差が起こる。。。}

次に、

○ウッドショックと同時に住宅設備や色々なものが一斉に価格を上げだした。
「なんでやねん!!」って思うが各メーカーが値上げしだしている。

一例

  • ・屋根材
  • ・外壁材
  • ・電気の配線(銅)
  • ・壁紙
  • ・石膏ボード(下地材)
  • ・水道の排水管
  • ・窓
  • ・建材
  • ・住宅設備
  • etc

{商品も数%~25%と値上げに幅があるがこれが建物原価に非常に効いてくる。}

更に、

○地域による商品の仕入れ値と工事費が違う。
「え!!京都はそんなに高く買ってるの?同じ商品でも仕入れ価格が違うね。」
「え~~~!!長野や愛知はそんなに基礎工事が安いの!!なんで!!」って言うことが多々ある。
よく言われるものの例

・断熱材
・窓
等の温暖地域や寒冷地、による需要による価格差。

・職人の手間
地域によって全然違いますね。

・諸経費
工事保険や管理費などの一般的な諸経費は大差ないがガレージ代は都会になればなるほど差が出ます。

{地域や環境によっての元々の金額の違いがある!!}

そして、

○工務店の基本仕様の違い 「うちはずっと外壁に杉板を貼ってるし、屋根瓦は和瓦を使っているからそんなに値上げ無かったよ。」
「うちは金属サイディングに、屋根はガルバリウム鋼板屋根だから25%ほど上がった。。。」
工務店によって基本仕様が違うので値上がりがあった商品ばかりを選んだ工務店は非常に困難な状況にあります。

弊社の仕入れ価格の場合

・杉板貼りと金属サイディングがほぼ同じ値段
・和風軽量瓦と和瓦で和瓦が少し高い
・既成フロアパネルと各種無垢フローリングは無垢フローリングが少し高い
今までコストを下げるのに杉板をあきらめて頂いていたが金属サイディングの値上げにより同価格になると言う現象が起こっている。

{お施主様にすすめている材料により値上がったり、維持出来たりとしている。}

その結果!!

工務店、ハウスメーカー、ハウスビルダー、等々

○「住宅業会はめちゃくちゃな値上がり方をしています!!(´;ω;`)」
「私の所は総額100万ぐらいかなぁ~」
※11月現在100万の値上がりで済んでいる住宅業者はほぼ無いと思われます。
「うちは2割上がった」
「3割上がった」

お家は、「各工事の工事費の積み重ねです。それを足して価格が決まります。」

わたしの廻りでは2~3割上がったと聞く事が多いです。

  • ・住宅の急激な値上がりにエンドユーザーさんの負担増。
  • ・住宅の急激な原価アップにより住宅業者も利益を減らして受注している。
  • ・工務店からの見積提出が遅い理由の一つとして毎日色々な材料が値上がりているから価格がさだまらない。
  • ・契約時に再見積もりをお願いしている住宅業者もいる。
  • ・予算には余裕を持ってライフプランをしっかりする。
  • ・上がった価格は下がりません。

まとめ

{しっかり工務店と相談して、金額を見極めて契約し、世界に一軒だけの素敵なお家を造りましょう。(^^)}

slider00.jpg

【企業理念】

見まもるくらしの提案と想像

釘一本の修繕から、新築・改装などの大きな工事まで、工務店だからこそ出来る
『顔の見える』お仕事を目指し、日々研鑽を積んでおります。

 

こちらのブログもオモロいです!